「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」
2016-01-30


映画を見た後飲み屋で一杯やったのですが、そこのお客さんの一人(私と同年代くらい?の兄ちゃん)は大絶賛。もうお一人、もう少し年配の背広のオッチャンは世界観があわなかったそうで、途中で映画館を出てしまったとのこと。荒野にゾロゾロ美女たちが現れるあたりは見てないって、そこから、物語は転がっていくのに……

昔からのシリーズものを今更見る気にならなくってノーチェックだったのですが、どこの映画評でも大絶賛。
そこで、キネマ旬報15年外国語映画部門一位記念で緊急上映されたのを、遅ればせながら鑑賞。
北斗神拳のない(したがってケンシロウもラオウもいない)「北斗の拳」、って感じで、「このイカレタ時代へようこそ♪」な映画です。水なし、石油なし、文明崩壊世界で、広大な荒野で繰り広げられるカー・アクションが売り。アクションはCGなしの方が武骨でカッコ良いと再認識。
爆走車上でギター弾きまくってるバカとか、あらゆる方面でやりたい放題なクレイジーを楽しむ作品。勢いが9割ですが、のこり1割細かい部分の設定も確固として、この世界に引っ張り込まれます。
主人公のマックス(トム・ハーディ)以外では、やっぱりフュリオサ(シャーリーズ・セロン)が美人で格好良かった。この女戦士が次回続編の主人公って噂も納得。
それから、どう見てもヤバい感にイカレタ戦士だった男が、自らの肩のヤバい感じの瘤(腫瘍だよね)に顔を描いて名前を付けて「友達」と言う……イカレタ世界でもイカレタなりの人間性ってのがあるのだなあ。
ヤバい、という単語を形にしたような映画でした。
[映画]
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