「インシテミル―7日間のデス・ゲーム」
2010-10-27


いわゆる、殺人ゲーム系の小説やら漫画やらには手を出さないのですが。
 この映画は、藤原竜也くんが主演やってるのと、クリスティーモチーフのインディアン人形に心惹かれて観てみました。
 どう考えても胡散臭い、べらぼうな時給につられて集まった十人の男女。
 外界から隔離された中で起こった殺人事件……なんですが、それぞれの部屋に凶器が用意されてあったりして、思いっきり人殺しと疑心暗鬼を煽っているんですよね。それに簡単に踊らされる連中がホントにアホくさくって。
 殺人よりもむしろ、ゲームにかかる莫大な資金を集められるほど多くの人々が七日間の中継を見物しているってことが怖い。通報する人は……いないんでしょうね、そういうのが好きな人しか繋がらないようになっているのだ。
 殺人は芸術的に計画されているか、恐ろしいほど怨念が籠もっているかしていないと盛り上がらないなあ。
[映画]
[映画タイトルア行]

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