ちょっと、高校野球の話、異例
2021-09-04


秋風が吹き、虫の声が宵闇を震わせる。新米を炊く。
季節の移り変わりを思いつつ、夏の大会を振り返り。

智弁和歌山高校、優勝おめでとうございます。中谷監督(学生時代の後輩、Aちゃんと同級だったという)は選手としても優勝、母校に戻り監督としても頂点に立ち、監督就任数年で高校野球界のてっぺんを獲ったわけです。
しかしながらこの人は、プロ野球選手としては(確か、堂々のドラ1だったはず)目覚ましい活躍だったとは言い難く、苦しい思いをすることも、少なくはなかったでしょう。
そんな年月を経て、栄冠は君に輝く。

と、祝福する気持ちがある一方で、本当はこの智弁対決では、奈良・智弁に初優勝してもらいたかった。和歌智の方はスケジュールや対戦相手コロナ感染のために奈良智よりも二つも試合数が少ない。さらに、決勝までに智弁学園は横浜や明徳義塾という優勝経験のある強豪2チームと対戦しているのです。消耗度が違う。誰のせいでもないんだけど、こういうのを「運も実力の内」って言うのでしょう。

異例づくめだった103回大会で、驚きの発表がありました。試合の順延がさらに続けば、甲子園で昼間は高校野球、夜は阪神戦をやる。それ、できるんや!!天候のため予定が進まないと「阪神が戻るまでになんとか」と言われ続けていたので。大人の事情でできないものと思ってました。
でもまあ、タイガースだって「阪神戦やるから高校野球の続きは別球場でやってね」なんて、公式発表できるわけないよなあ。

そして、計画発表された時から「ナイス提案」と評価されていた、女子高校野球初の甲子園ゲーム!
もともと、選手休養日で甲子園が開いてしまう日に女子の決勝戦をやるはずでした。天候のために予定が狂い大変だったとは思いますが、やって良かったね。TV放送しなかったのはもったいない。自分もスポーツニュースでしか見ていないけど、女子高生たちの笑顔の輝いていること、眩しい、キラキラだ!
甲子園の野球少年たちが、時に苦しげに表情をゆがめ、いろいろ気負いすぎてしまっているのが気になっていました。
野球、楽しんで。
[高校野球]

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