2014-02-02
かぐや姫が月に帰還する羽目になった、その理由が、まさか「セクハラ被害にあったため」だったとは・・・・
すっごく豪華な「日本昔話」。
ストーリーの核は、なんか「アルプスの少女ハイジ」っぽくて、自然の中でのびのび暮らしていた少女が都会に行く羽目になって窮屈な生活にクタビレていくという・・・・
かぐや姫の「罪と罰」の謎を、上手い解釈で描いた映画です。ただ、「罪」の部分は本編では姫のセリフだけでなんかサラッとした説明で、あとでパンフレットの「企画書」に詳しく書かれてあったのを読んで、ここらの事情もキチンとしたシーンとして描いてくれたら良かったのに、と思ってしまいました。
姫の「罰」の部分がメインです。ままならない生き方を強いられる彼女がひどく可哀想で、コミカルな表現や明るい場面もちゃんとあるのに、暗い印象がぬぐえません。
ジブリアニメによくある「壮大で圧倒的なまでの自然の美しさ」とは異なる、淡く素朴な自然描写で、姫の天真爛漫さに合っていると感じられました。
お気に入りシーンは、カエルの真似する赤子かぐや姫さんと、都での姫のお付の女童さん。
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