「デザインの骨格」
2013-03-10


形を描こうとしてはいけない。構造を描くことによって自然に形が生まれる。

……すみません、いつもなんとなくな思いつきで外形を描いてしまっていて。



 プロダクトデザイナーの山中俊治さんのエッセイ。ロボットとか義足とかデザインしたり、駅のICカード読み取り機の意匠を手掛けた人。
 仕事柄、こういうのも読んでおこうと思いまして。専門書は難しくて眠たくなってしまいますが、これは分かりやすく勉強になりました。「デザインや製造のなんたるか」なんて、ちゃんと考えたことなかった自分。
 もとが、著者のブログだったものなので、各エピソードがとても短くて、電車通勤読書には最適でした。
 山中さんはデザイナーなので、「モノの形によって生活をより快適にする」という可能性を追求しています。
 モノの形ばかりでなく、日常生活の様々な事象において、ちょっとした工夫と拘りによって大きな効果をもたらすのではないか。
 そんなことまで考えさせてくれました。
[読書]
[作家別ヤ行]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット