2013-01-20
サブタイトルの「永遠」が何なのか、さっぱりわからなかったわけですが。
映画の予告編とか宣伝映像は、ワクワクして結構好きなんですが、最近はストーリーや見どころ映像や決め台詞をバンバン露出しすぎて、そこで満足しちゃって映画本編はかえって見る気を失うこともあります。
その点、この映画は抽象的な単語を並べて焦点をずらした宣伝のおかげで、原作未読の者にはいい意味で予想外な展開で面白かったです。
二宮君が主演だった第一弾映画は、主人公も将軍も凛々しいキャラクターだったものだから、とても華やかで前向きな印象でした。
堺雅人主演の方は、ドラマも映画も、結構シビアで悲劇色が強いです。一番華やかに見えたのが坊さんの衣装って・・・・
登場人物たちは、ままならない人生の中で鬱屈を抱え、歪な愛情でがんじがらめです。
そんな中での、男と女。
最高権力者の将軍にとって、それは血を繋ぐための義務でした。
貧乏貴族の男にとって、それは飯のタネでした。
いっそそのまま、二人の仲はプラトニックを貫いても良かったんじゃないかと思いましたが。
ようやく、まっとうな愛をつかんだ女は、大切な父親も忠臣も振り切って、何も持たずにただ一人、走る。
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