被災地支援コンサート@大阪市役所
2011-04-29


木曜日は空手教室の日。
 なので、すごく迷ったのですが。結局、晩からの最終公演は、昼間はお勤め等があって夜しか来られない人々に譲ることにして、道着の入ったトートバックを肩に、市役所を去りました。
 ついこの間も阪急電車で電車内チャリティー演奏(全然知らなかった。多分突然過ぎて広報もままならなかったんだと思う)したばかりの大植監督。
いつも「空気の読めない陽気なお祭人間」なイメージの強い大植監督がどんな「運命」を大フィルでやってくれるのか、聴きたかったけど。
 でも、三回も募金箱(各公演が終るたびに出口に構えられている)のところで握手してもらっていたら、記憶に残ったようで。三度目は「またこの人」てなカオされました。午後いっぱい聴きにきているヒマな人だと思われたかなあ(笑)

第B公演12:30〜
 12時過ぎに市役所玄関ホールに着きましたが、すでに60人ほどの人。
平日の昼間だというのに、各公演で200名以上は集めていた今回の市役所コンサート。中でも私が、今回一番のお目当てだった、
 チェロ:近藤浩志 ピアノ:大植英次
 贅沢な組み合わせです。今日が学校休みで、本当に良かった!
 大植監督のピアノを聴くのは実は初めてだったのですが、最高です。近藤さんのチェロもさすが!余韻タップリ、落ち着いた柔らかい音色。
 ただし、大植監督、話長い上に日本語が不自由で聞き取れない。トークは近藤さんがダンゼン上手いのですが、監督に譲っちゃって。他者に伝えたいと思っていることが、たくさんおありなのでしょう。ただその表現方法として、言葉よりも音楽のほうに才能が特化してるんでしょうねえ。
サン=サーンス「白鳥」、フォーレ「夢のあとに」はチェロ曲の定番。あとバッハやアヴェ・マリアはなんとか分かるけど、ブルッフの「コル・ニドライ」やもう一曲(聞き取れない)は、マイナーで聴いたことない曲でしたが。
 それでも、格好良い。座席無しの立ち見でも気にならないくらい。

第C公演13:30〜
 ヴィオラ(小野眞由美)とコントラバス(松村洋介)の珍しい組み合わせは、昨年の大阪クラシックでも聴かせてもらっていましたが、前の公演が思い切り長引いたために、ディッタースドルフの「ヴィオラとコントラバスのソナタ」は、曲の途中からどっと観客が入ってくると言う有様でした。
 さらにヴァイオリン(橋本安弘)が加わってバッハのトリオ・ソナタ。
 アンコールはメヌエット。ベテラン実力派って感じの上品な演奏でした。

 そのあと、朝からこしらえてきたオニギリで腹ごしらえし、ちょっと休憩してから
第F公演15:00〜
 その昔マイケル・ジャクソンが大阪のメシの美味さ等に感激してチンパンジーといっしょに市長を電撃訪問したという(大植監督談)、5階市長公室。賓客をお迎えするお部屋で、足元フカフカで椅子も上等(早めに並んだので座れた)でした。
 ヴィオラの吉田陽子さんも大阪クラシックでファンになって、これも期待していた公演。ヴァイオリンは中西朋子さん、浅井ゆきこさん、チェロは松隈千代恵さん。残暑や過密スケジュールが無いせいか、大阪クラシックより今回のチャリティー公演の方が精彩があるような。
 最初は明るく、モーツァルトのディヴェルティメント二長調。
 それから照明を落として、いずみたく「見上げてごらん夜の星を」、ビショップ「ホーム・スイートホーム」(埴生の宿)、ハーライン「星に願いを」。
 途中で大植監督が桜の枝や「ほんまや」のペットボトルを持って乱入したりしてましたが。
 アンコールはチャプリンの「スマイル」。
 被災地支援のテーマにふさわしい、祈りを感じさせる選曲ですね。
 
第G公演16:00〜

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