「浮かれ黄蝶」
2011-03-24


土曜日にもらった菜の花は、かわいいんだけど、菜の花って花弁が散るのがちょっと面倒。


「茶菓子はないのですか」
「饅頭があるよ」
「願わくば、催促しないうちに出して頂きたいものですな」

 短編なので時間がなくても、寝る前のひと時に読むのに丁度良い。
 普通に読めばすぐに読み終わるのに、「江戸東京散歩」なんて切り絵図を参照しながら読むとやたら時間がかかる。
 かわせみシリーズも、これが最終巻。麻太郎君が上林家に養子にやってきてからもう八年も経って十四歳、女の子にモテるような年になってしまった。
 かわせみ明治編は、どうしようかなあ。東吾さんも源さんもいないんじゃなあ。どうせなら、過去に遡って「長崎編」とか書いてもらいたいところですが、ムリでしょうねえ、作者のホームグラウンドはやっぱり、お江戸ですから。
 時代劇でも何でも、女性作家の方が、ツボを心得ているのですよね、キャラの。兄上とか本所の名医とか。
 最初の頃の話は忘れかけているので、も一度読み直すのもアリですか。
[読書]
[作家別ハ行]

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