2011-02-20
昨年の日本アカデミー賞受賞作品。
これも、長い長い原作を数時間の映画に縮めてもしょうがないだろうと思っていたんですが、先日TV放送されていたので観てみました。
すぐにお母さんに会えるよね。
運命のわかれ道。死へのカウントダウンの中で恐怖する人々、残された遺族の苦しみ、ずらりと並ぶ棺桶の列。それが胸に迫るのは、まぎれもなく本当にあった光景なのだと知識として知っているためでもあるでしょうが。
事実を積み重ねる実録・ノンフィクションではなく、フィクションの世界として再構築されたからこそ表現できる「真実」があるのだと思えました。
飛行機墜落事故の破壊力が凄くて、その他の部分はなんか淡々としたオマケっぽく感じてしまったのですが。小難しいことがよく分かっていないからですね。
納得し難いもの。人間社会の理不尽さをずずんと追求した力作でした。
そいつを乗り越え、あるいは癒されるために用意されたのが、宗教とか大自然とか、小さな人間の営みを大きく包み込むものっていうのは、分かりやすいけど割とありきたりな気もしましたが。
でも、きっと、そういうものなんでしょうね。
上昇志向やハングリー精神も私は嫌いじゃないのですが。
自分たちの小ささを受け入れることで、人は安らげるのかも知れません。
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